
「〇〇を作って」と頼むと、Claude Code はすぐコードを書き始めることがあります。このスキルを入れると、先に質問が返ってくるようになります。要望を対話で掘り下げ、設計書にまとめてから実装に入る、という順番を強制するスキルです。
このスキルの中身には、次のような決まりが埋め込まれています。
設計を提示し、ユーザーが承認するまでは、実装系のスキルを呼ばず、コードを書かず、プロジェクトの雛形も作らないこと。これはどんなに単純に見えるプロジェクトにも当てはまる。
さらに「これくらい単純だから設計は要らない」という判断そのものが、避けるべき考え方として名指しで禁止されています。ToDoリストでも、関数ひとつでも、設定変更でも、必ず設計を挟みます。
理由は「単純に見える依頼ほど、確認されないままの思い込みが混ざり、あとで作り直しになる」から。設計書自体は数行で構いませんが、出して承認をもらう手順は省けません。
順番が決まっていて、飛ばせません。
効いているのは2番です。まとめて5個聞かれると答えるのが面倒になりますが、1つずつなら答えられます。しかも選択肢つきで聞くことが推奨されているので、返事は一言で済みます。
「チャットとファイル保管と課金と分析があるプラットフォームを作って」のような依頼は、細かい質問に入る前に「これは分けたほうがいい」と指摘されます。
独立した部分に切り分け、依存関係と作る順番を決めてから、最初のひとつだけを設計する。残りはそれぞれが設計 → 計画 → 実装のサイクルを持ちます。大きい依頼ほど、質問攻めにする前に構造を整理するという考え方です。
画面のレイアウトのように、文字で説明するより見たほうが早い場面では、ブラウザにモックアップや図を出す機能が使えます。
ただし最初から提案はされません。「これは見せたほうが早い」という質問が実際に出てきたときだけ、使うかどうかを聞かれます。承認したあとも、質問ごとに「これは見せるべきか、文字で足りるか」を判断します。UIの話題だからといって自動的に図になるわけではありません。
| 向く | 向かない |
|---|---|
| 新しい機能を作る 既存の動きを変える 何を作るかまだ固まっていない |
直す場所が決まっている小さなバグ修正 とりあえず動くものを見たいとき |
このスキルは、14個のスキルが入った superpowers の中の1つです。ただしこれだけを取り出して入れることもできます。入れ方が2通りあり、向く人が違います。
| 単体で入れる | 一式で入れる | |
|---|---|---|
| やり方 | npx skills add obra/superpowers入れるスキルを選ぶ |
/plugin install superpowers@claude-plugins-official14個まとめて |
| 入るもの | 選んだスキルだけ | 設計・計画・TDD・レビューなど全部 |
| 向く人 | 設計の詰めだけ手伝ってほしい 自分の進め方が既にある まず1個だけ試したい |
作り方ごと任せたい テストやレビューまで型にしたい 手戻りを減らしたい |
迷ったら単体からで構いません。効き目がいちばん分かりやすいのがこのスキルで、合わなければ外すのも簡単です。気に入ったら一式に切り替えられます。
一式のほうが何を持っているかは、こちらにまとめています。→ superpowers の記事を読む
なお、入れずに1回だけ試す手もあります。npx skills use obra/superpowers@brainstorming を実行すると、そのスキルの中身を指示文として書き出してくれます。
設計に承認が要るぶん、着手までは遅くなります。「まず動くものが見たい」というときには噛み合いません。ただ、作り直しの回数まで含めて数えると、結果的に速く着地することが多いはずです。
ちなみに、いまあなたが読んでいるこのアプリ自体、このスキルの手順で作られています。18個のタスクに分けた実装計画が先にあり、それを1つずつ潰して作りました。
npx skills add obra/superpowers
驚き屋は、Claude / Claude Code の最新情報とスキルをまとめるアプリです。
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